引っ越しで家を探す時、特に東京や大阪などは電車も様々に通っていて、どこに住むか本当に迷うと思います。
不動産で働いている友人がおり、家探しに付き合ってもらった時に20件ほど内見しながら教えてもらったことや学んだことが沢山あります。
そこで、私が感じた良い物件に巡り合うために事前にやっておきたいこと、内見でやっておきたいことをまとめました。
良物件に巡り合える7ステップ
1. 条件を決める
不動産屋さんにも口酸っぱく言われますが、最初に自分の条件を決めることが重要です。
- 何万円まで出すのか
- 築何年まで許容できるのか
- 駅はどこか
- 駅徒歩何分か
- 間取り・平米数はいくつか
- バス・トイレは別か
- 鉄筋コンクリートか
- システムキッチンか
- エアコンはついているか
- 畳はOKか
- 1階はOKか
- インターネットはあるか
- オートロックはあるか
- 陽当たりは、風通しは
考え始めたらキリがありませんね。
お金を出せば当然全てクリアするところが見つかるでしょうが、なかなかそうもいかないのが現実。
まずは自分がどうしても譲れないところを決めていく必要があります。
特に沿線と駅はなるべく絞らないと、内見も大変になります。覚悟を決めて住む街を絞りましょう。
何から探せばいいのかサッパリなら
沿線も駅もよく分からないし、不動産屋に行こうにも東京へ行ってる時間がないよ!
そんな方はネット上でコンシェルジュとチャットしながら部屋探しができるイエプラがおすすめ。
課金制ですが、深夜0時まで対応しているので夜遅くても大丈夫!
とっかかりがなくて時間にも追われている人は、まずコンシェルジュに相談してみましょう。
2. ネットで物件を下調べ
遠くの地に引っ越す場合、まずはインターネットで賃貸を探しますよね。
スマイティやSUUMO、エイブルなど・・ネットで見ていると、希望条件に当てはまる場所って案外あります。
しかし、これらの情報はレインズという不動産屋専用サイトよりも登録が遅いため、すでに紹介されてしまっている可能性があります。
1~3月の繁忙期なんかは特に難しいでしょう。それでも、何の下調べもせずにいきなり現地の不動産屋に行くより調べておいた方が良いです。
と、ネットで登録しておいたお気に入り物件を見せて検索をお願いしましょう。
3. 不動産屋でレインズを活用する
不動産屋さんに出してもらった候補に良いところがなければ、不動産屋専用の情報データベースであるレインズで検索してもらいましょう。
自分の条件に合う物件を業界全体から探してもらえます。
ここが勝負どころ。
業者専用サイトの方が登録が早いので、ネットで遅い情報しか見ていない人たちよりも早く内見することができます。
おすすめの検索順
- 厳しめの条件で出てきた物件を確認
- 気に入らなければ少し緩めて確認
- 最後に沿線を広げて更新履歴順に確認
この順番がオススメです。
物件登録日が昨日・今日だと一番早く内見できる可能性もあります。また、まだデータベースに載っていても既に埋まった、という可能性もあります。管理会社に確認してもらいましょう。
4. 内見のポイント
内見のポイントについて、注意しておきたいところなどをまとめました。
外見を見る
あまりに古くないか?
築年数が経っていてもちゃんと手入れされている物件は、古さは感じてもそこそこ綺麗に見えます。ゴミ置場などが清潔にされているかも確認しておきましょう。
室内の綺麗さ
言うまでもなくですね。床、窓、壁、水周り。
特に水周りは汚いと、お風呂で一日の疲れがとれませんのでオススメしません。
臭いなどもかいでおきましょう。動物臭や下水臭などは注意。
洗面所のトラップと防水パン
ある程度古い物件でも、排水口のトラップや防水パンはあります。
ない場合(直接床のパイプにぶちこむタイプ)、下水臭に悩まされる可能性も。
しっかり確認しておきたいポイントですね。
ドアの開閉
ドアクローザーが古かったり傷んでいたりすると、玄関の開閉がバタンッ!と急に閉まることも考えられます。
これは住む上で優先順位的に低いので、気になる人は気になるけど大した問題ではないと思います。
インターホン
なんとうちのインターホン壊れていました・・
まぁそんなのなくても外の声聞こえちゃうんですけど。
こういった壊れているものもあらかじめ確認しておきたいですね。ここ良いかも!と思ったらなんでもかんでも確認しておきましょう。
間取り
自分がそこで生活している様子を思い描けるかが重要です。
行ってみたら思ったより狭かった・・というのもよくあること。家具をどれだけ買い直さなければならないか?によっても出費が変わってきます。
収納スペースの数と広さも引越しを考える上で重要です。必ず写真や動画、メモなどに残しておきましょう。
騒音問題
行かないと分からない騒音問題。
線路沿いだったり道路沿いだったりすると、窓を閉めていても音がする可能性があります。耐えられるかどうか確認しておきましょう。
特に、線路沿いなのに二重窓になっていないような物件はかなりキツイです。窓の遮音はDIYも難しく、二重窓の工事をお願いするのもオーナーの許可が得られるか微妙なところですし、高額な工事費用がかかります。
迷ったらやめろ!です。
通信環境
光ファイバーが通っておらず、ケーブルテレビのみのところは要注意。ケーブルテレビも光回線を提供していますが、スピードが速くない上に品質もあまり良くないです。
ネットをそんなにしない人ならいいですが、NTTフレッツ引き込みとなると工事費もかかるし、ファミリータイプの高い料金になることも。
私は内見中にNTTに直接電話して引き込み可能かどうか聞き、オーナーに承諾を得られるかその場で聞きました。
陽当たり
昼間なのに隣のマンションが大きくて真っ暗・・なんてこともあります。
そこまで贅沢は言わなくても、少しは陽の光を浴びたいですよね。
駅までの道のり
案外分からないのが駅までの道のり。電車通勤するなら毎日通る道ですね。けっこうな登り坂がある、何もなくて真っ暗、といった雰囲気を確認したいところです。
車移動での内見なら、駅を経由して向かってもらうなどお願いしちゃいましょう。
5. 内見時は動画を撮っておく
人間は忘れる生き物です。内見でじっくり見ても、家に帰ったらどんな収納スペースがあったかとか忘れています。
ダメってことはないと思いますが、立ち合いの方に確認してから動画を撮りましょう。
できれば玄関を入る前から~水回り、キッチン、リビング、寝室、収納スペース、エアコンの有無、バルコニー。
なるべく全てを網羅しましょう。そこに決めるにしろ、悩むにしろ、後で絶対役立ちます。
撮っておかないと絶対後悔しますよ!!
また、現場で「ココにする!」と即決レベルでしたら間取りや収納スペースなども測っておきましょうね。
6. ヤバそうな感じがしたら聞く
うん・・?と少しでも思ったら不動産屋さんに聞いてしまいましょう。
ヤバそうな感じがした?
- 前回の居住者の退去理由は?
- なんでこの階だけ3部屋も空いてるの?
- 隣人は変な人じゃない?
住んでから気付いても手遅れです。管理会社に問い合わせて聞いてもらいましょう。
駅近、激安、激綺麗でしたが、2分に一回は電車が通る沿線で二重窓じゃないから滅茶苦茶うるさい・・なんてヤバイ物件も普通にありました。
騒音、陽当たり、風通し、治安なども大事です。
7. すぐに決めないこと
即決できる物件が出てきた、または一件しか見つからなかった、そんな時はそこに決めてしまいましょう。
しかし2件・3件と候補があるのであれば、その日のうちに即決しない方が良いです。
後で後悔するかもしれません。でも、迷ってる間に他の方に決まってしまうかもしれません。
その時は縁がなかったと思ってスッパリ諦めましょう。候補が全部埋まってしまったらそれはちょっと悲しいですが・・
申込書を書いてしまうと、オーナーへの連絡や審査申請、契約書類の作成、広告の打ち切りなど動き出してしまいます。そう考えると一発で決めたいところですよね。
とはいえ、住むのは自分。申し込んでも、どうしても無理だと思ったら撤回しましょう。
まとめ
以上、私が不動産で働いている友人と内見し、色々教えてもらった部屋探しのまとめでした。
皆さんも良い物件に巡り合えますように。