NETFLIXのドキュメンタリー「アイ・アム・ア・キラー ~殺人鬼の独白~」の感想

アイアムアキラー

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NETFLIXではオリジナルドキュメンタリーが数多く見れ、殺人鬼や麻薬にまつわる衝撃的な作品が数多く存在しています。

最近は特に多いような気がしますね〜クライム系。

そんな中最近見たのが、アイ・アム・ア・キラーというドキュメンタリーです。

目次

アイ・アム・ア・キラー 〜殺人鬼の独白〜

番組の内容

アイアムアキラー

Netflix

アメリカでは1976年の死刑制度再導入以降、8000人もが死刑判決を受けました。

そんな死刑囚たちがカメラの前に座り、自分の生い立ちや犯した犯罪について語り始めます

彼らはなぜ死刑囚になったのか。生い立ちや環境、本人と関わりのある人たちの話、そして本人の独白から事件に迫ろうというドキュメンタリー番組です。

動機がおかしい変な死刑囚から、実際に手を下していないのに死刑判決を言い渡された男など、1話あたり約50分で1人の死刑囚を描きます。再現映像とインタビューが交互に流れるので非常に分かりやすい。

 

見たい人は公式ホームページでどうぞ。

 

番組の面白さ

このドキュメンタリーの面白いところは、殺人者本人の独白から始まるところ。そして彼らはまだ服役中であり、中には減刑された人もいるけどそれでも無期懲役で、2030年とか2040年まで出てこれないということ。

 

最初は死刑囚の独白から始まります。初見な我々としてはその話をまずは全部信じるしかありません。犯人に多少なりとも同情的になります。

しかしその後、死刑囚に関係のある人たちの証言が始まり、そんな同情に疑いをもつようになります。彼が話していたのは本当のことか?嘘をついていないか?何か隠していないか?と。

死刑囚側の証言と、被害者・裁く側の証言が交互にくるので、感情がグチャグチャになります。結局のところ解答なんてないんですよね〜。

 

冤罪の可能性?

いやーこれ裁く側も実際難しいんだろうなとか思っていると、意外と裁く側は死刑判決という判断に自信を持っていて。自信がなかったとしても、少なくともテレビの目の前では絶対言わないでしょうけど。

実際人を殺したり、関与してしまったのは事実ですが、死刑って判決が本当に妥当なのかどうかってところに謎が残りますよね。完全無欠に罪が立証されているならともかく、そこが若干フワッとした事件が多いですから。

だってDNA鑑定によって冤罪証明された死刑囚ってめちゃくちゃいますもんね。死刑執行後の無罪判決とか悲しすぎる。

テキサスやフロリダなんかは死刑執行しまくりの州ですが、死刑制度を廃止にしている州もあります。ちなみに日本も死刑制度がありますが、この辺も議論になるところでしょうね。

 

見た感想

あくまで個人的な感想です。そこそこ面白い。毎話そこそこ面白いんだけど、ガツンとくるようなのはないって印象。

 

この番組何かっていうと、死刑制度や死刑囚についてちょっと考えさせる番組ですかね。

この死刑囚たちが至って普通の人間として描かれていて、インタビューで喋っている姿を見ても全然なんですよ。えっ、普通じゃん的な。ちょっと怖い人も当然いますけど。

だから、何が本当なのか、彼らは極刑に値するのか、悪と罪とは一体なんなのだ・・!と、そんなモヤっとしたところについてスゴイ考えちゃうんですよね。

 

番組内で、公に証言するのは初めてとか、番組中に新事実を死刑囚本人が告白するというマジ?的な展開もあるのもドキッとしますね。

でも、死刑制度について知識を深めてディベートしたいとかそういう狙いがある人にはハズレでしょう。

 

あとがき

クライム系のドキュメンタリーを探しているならオススメです。

1話完結型なので、一気に時間をとられる心配もありません

合わないな~と思ったらスパッと後腐れなく見るのやめれます。

 

このドキュメンタリーが面白かったら、似たような題材のドラマがあります。

ファイトクラブやセブンを監督したデビッド・フィンチャー監督の「マインドハンター」という作品。マジで面白いです。シーズン2はよ!!

マインドハンター

マインドハンター

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